2007年01月03日
多幸感と絶望感

夜の赤い鉄橋を渡る
ライトアップのまぶしい光が足元の斜め下から差し込まれる
冬の空気にその光は暖かい温度をもたらす
鉄橋の床版にトラックの走る音が銅鑼の音のように響く
「グワーン、グワーン」
こんな時間のこんな季節の鉄橋を歩いてる人はほとんどいない
視界をいっぱいにするまぶしい光にそこはかとなく幸せを感じる
電車で。
補助椅子に座っていると、突然の悪心
一瞬、ノロに呪われたか?と疑念がよぎる
ついで、向かい側に座っているスーツケースを持った
母娘の姿がかすむ
目の前を無数の黒い星が覆いかぶさったかのようだ
何だかわからぬが気分がわるい
このまま意識を失ったら救急車で運ばれるんだろうな
そして、そのまま目覚めないかもしれない、という
絶望を感じる
電車は時刻通りに駅に着く
視界がかすむが、何とか下車する
居心地ついてから改札を出る
急に全身を寒気が走る
つぎに、全身がかゆくなる
なんなんだ一体?
Posted by ペムチ浜 at 00:37│Comments(0)